愛のソレア あらすじ愛のソレア《第1回》 2004年9月27日放送 須藤美保 … 前田綾花 田所洋一 … 半田健人 田所凛子 … 松下萌子 野上吉造 … 野添義弘 野上登与子 … 中上ちか 須藤 晃 … 桑原成吾 田所マサ … 奈良富士子 田所源一 … 石田太郎 ほか 昭和三十二年、夏。 新宿赤線地帯の一角にある田所が経営する「オアシス」。高校三年生の息子・洋一は、貧しい女たちを犠牲にしている父親の商売を恥ずかしく思っていた。 洋一の母・マサは後妻だった。その連れ子・妹の凛子は洋一より二つ年下で、洋一を恋人のように慕っていた。 夏休み。洋一は受験勉強のため単身伊豆の別荘へ行く。すると、美保という十七歳の少女が別荘の掃除や洋一の身の回りの世話をするために通ってくる。両親を亡くした美保は、弟の晃と別荘番の叔父夫婦のもとで世話になっていた。 世間知らずの洋一の発言が美保を傷つける。 《第2回》 2004年9月28日放送 美保は叔母・登与子の息子・茂夫が、叔母の財布からお金を抜き取るのを目撃する。財布からお金がなくなったのを知った登与子は、美保を疑い、激しく折檻する。 別荘では、美保は洋一と少しずつ話をするようになる。洋一の何気ない言葉の中に、苦悩のようなものを感じる美保。本の好きな美保に、洋一は高村光太郎詩集をプレゼントしてくれる。 凛子が突然、別荘へやってくる。マサに嘘をついて、洋一に会いにきたのだ。仲のよさそうな洋一と美保に、凛子は嫉妬する。 美保が帰宅すると、叔父の野上が一人でいた。親切そうな言葉をかけてくれた野上が突然、美保に襲いかかってくる。 《第3回》 2004年9月29日放送 美保は居候先の野上から乱暴されそうになる。登与子は美保が夫を誘惑したと思い込み、美保に折檻を加える。絶望した美保は発作的に海で死のうとする。 そんな美保を洋一が発見。海から助け出し、別荘で介抱する。そして、美保に、好きだと告白する。 美保は登与子から、晃と一緒に出て行くよう言い渡される。美保は自分が働いて仕送りするから晃だけは預かってほしいと懇願する。 野上家を出た美保は別荘へ行き、最後の洋一の世話をする。凛子は洋一と喧嘩して帰っていた。 その夜、美保も洋一への思いを打ち明け、二人は結ばれる。翌朝、美保は黙って姿を消す。 《第4回》 2004年9月30日放送 伊豆を出た美保は、新宿の赤線地帯で働き口を探そうとする。どの店にも断られ、必死に頭を下げて雇ってもらったのが「オアシス」だった。美保は賄いとして働き始める。 そこへ、洋一が帰ってくる。驚いた洋一は店を辞めるよう美保を説得する。が、美保の決意は固い。 そんなとき、晃が病気になり、手術をしないと助からない、という連絡が入る。美保は手術台の五万円の借金を田所に願い出る。洋一も美保への愛を田所に告白し、美保を助けるよう頼む。田所は美保に金を貸そうとはしなかった。追いつめられた美保はそばにあったハサミを自分の喉元に突きつける。 《第5回》 2004年10月1日放送 晃を助けたい美保は、店に出ることを条件に再度、借金を申し出る。田所は承知する。洋一は、美保と結婚するため大学へ行くのをやめ働く、と言い出す。田所は激昂し、洋一と美保を殴りつける。 美保は、「洋一との思い出さえあれば生きていける……」と洋一に告げ、娼婦になる覚悟を決める。 翌日、美保は店に出る。顔見世の相手は老舗呉服屋の若旦那・久我。美保は人形のように意志をなくして座っていた。 久我に気に入られた美保は数日後、床入りを迎えることになる。 洋一は勉強が手につかず、ついに美保たちのいる部屋に押しかける。 《第6回》 2004年10月4日放送 #6 駆け落ちの誘い 美保が初めて客を取る夜、洋一は部屋に乗り込み、美保を連れ出そうとする。が、両親につかまり、縄でしばられる。 一部始終を見ていた久我は、美保の気持ちを確かめる。美保は娼婦として久我に全てを委ねる。 美保のことが気に入った久我は、美保に他の客を取らせないよう田所に頼む。 女郎の京子や葉子は美保を嫉み、美保をいじめる。 翌日、久我が美保を心配して顔を見せる。美保は昨夜の久我の謎の行動について聞く。 美保をあきらめきれない洋一は、二人で遠い所へ行こうと美保に誘いかける。美保はわざと悪ぶった態度をとって、洋一を幻滅させる。 《第7回》 2004年10月5日放送 #7 愛を略奪する罠 美保との恋に破れた洋一は毎日酒に溺れ、夏休みの補習授業も欠席する。担任から注意を受けた田所は、腹いせに美保を殴りつける。それを見た久我は、美保に二度と手をあげないよう田所に釘を刺す。 そんなある朝、泥酔した洋一が目を覚ますと、隣で下着姿の凛子が眠っていた。ぎょっとして飛び起きた洋一に、凛子は美保の身代わりとして洋一に抱かれたことを告げる。洋一は何も覚えていなかったが、責任を感じて凛子と生きていく決心をする。 洋一は両親に凛子との結婚の承諾を得る。凛子は洋一からプロポーズされたことを勝ち誇ったように美保に告げる。 《第8回》 2004年10月6日放送 #8 予期せぬ妊娠 一ヵ月後、洋一と凛子の結納が執り行われる。和やかに記念写真を撮っている二人の姿を見かけた美保の胸は痛む。 翌日、美保は自分が妊娠していることを知る。洋一の子どもだった。が、洋一には告げられず、美保は苦しむ。 思い余った美保は久我に相談する。久我は美保が産みたいのなら自分の子として産めばいいと言ってくれる。 美保の妊娠を知った凛子は洋一の子かどうか美保を問い詰める。 その日、美保は久我の名をかたった男たちに呼び出され、襲われる。そこへ、学校帰りの洋一が通りかかり、男たちと格闘する。 《第9回》 2004年10月7日放送 #9 襲撃事件の黒幕 美保を暴漢から救った洋一は、美保の妊娠に気づく。美保は久我の子だと嘘をつく。 美保を男たちに襲わせたのは凛子だった。凛子がその男たちと話しているのを洋一が見る。洋一は凛子に美保を傷つけようとした目的を問いただす。 晃が美保を訪ねてくる。美保の商売を知った晃はショックを受け、洋一を逆恨みしてナイフで洋一の足を刺す。 洋一は入院。幸い軽傷ですむ。晃は飛び出したまま、行方がわからない。 美保は病室を訪ね、洋一に謝罪する。洋一は美保のお腹の子の父親のことで真実をつきとめようとする。美保は思いきって口を開くが……。 《第10回》 2004年10月8日放送 #10 決死の逃亡… 美保がお腹の子のことで洋一に話そうとしたとき、凛子が病室へ入ってくる。美保は、子どもは久我の子だと断言する。 翌朝、警察から晃が死亡したという連絡が美保に入る。車に飛び込んで自殺したという。絶望した美保は自分も死のうとするが、思いとどまり、店から逃亡する。が、追っ手につかまり連れ戻される。 美保は田所から見せしめの折檻を受ける。恐怖のあまり錯乱状態に陥った美保は、「洋一の子を産みたい!」と口走る。田所は美保の子を処置するため、美保を監禁する。 その頃、久我は洋一の病室を訪ね、美保が置かれている状況を話す。 《第11回》 2004年10月12日放送 #11 愛の逃避行 美保を助け出すため、洋一は病院を抜け出し、家へ帰る。が、田所に縄で縛られ、部屋に閉じ込められる。 凛子は美保を憎むが、洋一の、美保への愛の強さを思い知らされ、洋一の縄をほどき、美保が監禁されている折檻部屋の鍵を渡す。 洋一は美保を連れ出し、二人で伊豆の別荘へ向かう。 美保は娼婦になった自分が洋一と生きていくことはできないと告げる。洋一はどうしても美保のことを忘れられないと訴える。 翌朝、別荘に追っ手たちがやってくる。美保と洋一は必死に逃げるが、崖っぷちに追いつめられる。二人はしっかり手をつないで崖の上から海に向かって飛び降りる。 《第12回》 2004年10月13日放送 #12 海に消えた恋人 崖から飛び降りた美保と洋一を助けるため、捜索隊が出される。 まもなく、岩場に打ち上げられた美保が発見される。 病院で意識を回復した美保は、洋一の姿を求めて錯乱状態になる。 久我が病院へ駆けつけてくる。美保のお腹の子が奇跡的に無事だったことを知り、美保を励ます。 一方、洋一の行方はわからず、捜索も打ち切りになる。 マサは院長に取り入り、美保の子を中絶させるよう頼む。 洋一を捜すため、美保は病院を抜け出そうとする。 すると、凛子が立ちはだかり、洋一を奪った罰だと言って美保の体を痛めつける。 《第13回》 2004年10月14日放送 #13 奪われた宝物 美保は凛子らの恨みによってお腹の子を無理矢理処置させられる。絶望する美保を久我が引き取り、田所との縁も切らせる。 洋一の遺体が見つからないまま、田所家では四十九日の法要が営まれる。 そこへ、洋一が突然、帰ってくる。浜で倒れていたのを地元の老婆に助けられ、一時的に記憶喪失になっていたという。田所らは、美保は死んだと嘘をつく。 美保は久我に住まいを世話してもらい、洋一のことを忘れようとしていた。久我は妻がいたが、美保に自分のそばにいてほしいと告白する。 美保の死にショックを受けた洋一は、心中を図った伊豆の崖へ行き、固い決意で足を踏み出す。 《第14回》 2004年10月15日放送 #14 夢のような再会 洋一は自殺を図ろうとするが、凛子に引き止められる。凛子は洋一のことをあきらめ、アメリカ留学のため旅立っていく。 四年後、美保は久我の愛人として穏やかな生活を送っていた。 ある日、美保は偶然読んだ詩の雑誌で洋一の名前を見つけ、目を疑う。田所家へ様子を見にいくと、見知らぬ女・知子と一歳ほどの幼児がいた。 そして、まもなく洋一が姿をあらわす。目を合わせた美保と洋一は驚愕する。 再会した美保と洋一は互いの気持ちを抑えることができなかった。洋一は妻の知子に別れを切り出す。 それを知った大学生の凛子は美保の元へ乗り込んでいく。 《第15回》 2004年10月18日放送 #15 心痛い密会 四年ぶりに再会した美保と洋一は、周囲からどんなに非難されようと自分たちの愛を貫く決心をする。 一年前から洋一の生存を知っていた久我は、冷静になるよう美保を諭す。美保は久我に恩を感じながらも、家を出ることを考える。 洋一は知子に離婚を切り出す。知子は混乱し、凛子から美保のことを聞きだす。凛子は商売女の美保が純粋な兄を誘惑したのだと吹き込む。 美保と洋一はホテルで密会し、明日も会う約束をする。 その夜、洋一が帰宅すると、息子の恭一が緊急入院していた。腸重積症ですぐに手術が行われる。洋一は悲痛な気持ちで、知子と手術の成功を祈る。 《第16回》 2004年10月19日放送 #16 妻の直談判 恭一の手術は無事終わる。 家族への責任を痛切に感じた洋一は、美保に別れを切り出す。美保も承知するが、いざとなると二人は離れることができなかった。 知子が美保を訪ねてくる。洋一と別れるよう説得されるが、美保は苦渋に満ちた顔で、洋一は自分の命だと答える。 美保の家を出た知子は久我と出合う。知子は苦しい胸のうちを久我に告白する。 久我は洋一を呼び出し、美保から手を引くよう言い聞かせる。自分たちは共にしか生きられない、と答える洋一。 数日後、恭一が退院する。洋一は知子から妊娠を告げられ青ざめる。 美保は自活するため職探しを始める。 《第17回》 2004年10月20日放送 #17 壊れていく妻 洋一は知子から妊娠を告げられるが困惑し、処置してほしいと切り出す。知子は取り乱し、その言葉を受け入れようとしない。 洋一は美保に知子の妊娠を知らせる。美保はショックを受けるが、堕胎については猛反対する。美保は自分たちの間違いに気づき、今度は自分から洋一に別れを切り出す。 洋一が帰宅すると、知子が情緒不安に陥り、自傷行為に走る。洋一はやめさせようとするが、知子の行為はエスカレートし、ついに流産してしまう。傷つく知子に、洋一はもう一度三人でやり直そうと語りかける。 凛子はそんな知子が許せず、洋一と別れるよう知子に迫る。自分が洋一と結婚して、恭一を育てると……。 《第18回》 2004年10月21日放送 #18 冷たい頬… 凛子は洋一にプロポーズする。洋一は「凛子は大切な妹だ」と語り、知子と恭一を一生守っていくことを告げる。 洋一と美保は最後にもう一度会い、自分たちの関係にピリオドを打つ。 洋一が家庭に戻り、知子はほっとする。が、洋一の心の中にまだ美保がいるのを知り、洋一の胸にナイフを突き立てる。 そして、今度は自分の胸にナイフを突き刺す。 洋一と知子は病院へ運ばれるが、手当てのかいなく、二人とも帰らぬ人となる。 洋一の死を知った美保は、田所家へ駆けつけ、遺体にすがって号泣する。 凛子のたっての希望で、恭一は凛子が育てることになる。 071008 http://www.fujitv.co.jp/b_hp/solea/backnumber/804000005-1.html 「ソレア」……スペインのロマ地方に伝わるフラメンコの中でも代表的な歌。 人生のあらゆる悲しみや苦しみを情念に込めて表現したもの。 東海テレビ制作の2004年秋の連続ドラマはまさに「保守本流」、王道をまっしぐら。 昼ドラ40年の歴史を凝縮したかのような愛憎と情念の世界をたっぷりとお見せします。 タイトルは『愛のソレア』。 「禁断の愛」をテーマに、一人の女の半生を約30年にわたって描いていきます。 これでもかと襲い掛かる残酷なまでの運命の数々……。 しかしヒロインはそんな不運に決して屈することなく、悲しくも苦しくも、その人生を舞い続けます。 時には自分の命を賭けてまで…。 今回のドラマは全てがオリジナル。予期せぬ展開とスピード感。 昭和32年から60年までの28年間にわたる壮絶な「愛」の物語を、4部構成で時代色豊かに細部まで描き出します。 ヒロイン・美保の生き様を通じ、「愛」が希薄な現代の人々に、 もう一度「愛」の意味、偉大さ、素晴らしさを問いかけていきます。 愛のソレア占い 1部全編視聴:2008/10/2 未明 1口づけ 2愛の序章 3●波動の人生 4☆輪廻の舞い 5♪運命の人 6○溺愛 7☆とまどい 8とある違和感 9●蒼く淡い傷 10ジェラシー 11繁・は萌えず 12☆禁断の愛 13痛々しい憎しみ 14凍りつく視線 15赤く染まる月 16うつろな想い 17●移りゆく人の世 18○膨らんでいく妬心 19よぎる不安 20☆恋に生きる 21激流 22悲惨の日々 23♪真剣なまなざし 24印象と不調和 25●悲愁降夜 26☆誓い 27やさしさに包まれて 28口づけ~ピアノバージョン 29◎哀切は深く 30●愛のソレア http://item.rakuten.co.jp/guruguru2/yrcn-11041/ 寺嶋民哉 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット連続ドラマ 愛のソレア オリジナル・サウンドトラック(CD) ■発売日:2004/11/25 東海テレビ・フジテレビ系全国ネット連続ドラマ: 愛のソレア オリジナル・サウンドトラック THK/CX系 昼の連続/愛憎劇ドラマ「愛のソレア」(2004年9月27日~/出演:荻野目慶子他)のオリジナル・サウンドトラック。音楽は、寺嶋民哉が担当。 (C)RS <収録曲目>1 1.口づけ(3:53) 2.愛の序章(2:40) 3.激動の人生(2:46) 4.輪廻の舞い(2:28) 5.運命の人(3:30) 6.溺愛(2:40) 7.とまどい(2:15) 8.とある違和感(1:44) 9.蒼く淡い傷(2:20) 10.ジェラシー(2:05) 11.繁縷は萌えず(2:03) 12.禁断の愛(2:47) 13.痛々しい憎しみ(2:37) 14.凍り付く視線(2:36) 15.赤く染まる月(2:25) 16.うつろな想い(2:18) 17.移りゆく人の世(1:55) 18.膨らんでいく妬心(2:20) 19.よぎる不安(1:49) 20.恋に生きる(2:19) 21.激流(2:25) 22.悲懐の日々(2:20) 23.真剣なまなざし(2:44) 24.印象と不調和(2:55) 25.悲愁降夜(2:20) 26.誓い(2:45) 27.やさしさに包まれて(2:02) 28.口づけ ~ピアノバージョン~(2:15) 29.哀切は深く(2:00) 30.愛のソレア(2:37) 収録時間: 73分53秒 組枚数: x1 販売元: コロムビアミュージック |